深呼吸する言葉: ロボット

都心へ向かう電車の先頭に乗ったら、
ある駅で、小さな女の子がホームで運転手に手を振っていた。
そうしたら、運転手も、ばいばいって振りかえしていた。

なんだか、心癒されたのは、運転手の優しさだけでなく、
人に手を振る、その子の普通の感覚。

今の世界、
僕らは公共サービスを提供する人にロボットに接するような対応を
してないだろうか。
手を振ればにこやかに返す人に、人と人としていつも接するように
したいと思う。
たとえ、どんな画一化された日常にいたとしても。

深呼吸する言葉 : 扉

人には最低でも一つ以上の扉が開いているはず。

希望への扉。
幸せへの扉。
成功への扉。
堕落への扉。
絶望への扉。

自分の扉がどの扉なのかは開いてみないとわからない。

いや、開いた後でもどの扉を開いたのかはわからない
のかもしれない。

深呼吸する言葉 : 不運

目当ての店が開いてなかった不運。

そのおかげで新しい味に出会えた幸運。

人生なんてそんなもの。

「ついてない」とつぶやいた瞬間、実は、

新しい扉が開いたってことに気付かないとね。