2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
郊外行きの電車に乗る。立っているひとは、そう多くない時間の列車。ふと違和感を感じ、見渡す。本や雑誌を読んでいる人が、全部で一人、二人、全部で9人も。そして、頭を下げて携帯の画面を見続けてる人が誰もいない。そんな光景が、タイムスリップのよう…
もう遅いと思いたいのか、思いたくないのか。あきらめたいのかあきらめたくないのか。交錯する心。
旅立つ勇気、とどまる勇気、どちらにもエネルギーがいるようになる。それが歳を重ねること。
自分が一番大変だと思っているひとの言葉は、その本来の説得力を失う。相手の身になって考えているひとの言葉には、牽引力が生まれる。
流れるようなパスサッカーは美しい。きっと、そこにパスがくると、信じあっているからこそ、 走った先にパスがくる。走っても無駄だ、と思ったら、もうそこにパスはない。チームでの仕事はすべて同じ。たった一度の華麗なパスワークの陰には、幾千もの 無駄…
”悩むより慣れろ!”悩みを乗り越えようとするから辛くなる。悩みなんかそう簡単に消えないし、越えられない。だったら、悩んでいる自分を、いつもの自分にしてしまえばいい。悩むより慣れろ、だ。
言いたい奴には言わせておけ、自分に素直に生きるための一つのおまじない!
未来に選択肢があることは素晴らしいけれど、選択肢がないほうが苦しまないこともある。「するかもしれない」「できるかもしれない」は、時に罪なのかもしれない。
音にも、人の機微にも、敏感すぎると けっして幸福とは言えない気がする。
”比較”を求めるのが人の特性。でも”比較”を捨てればきっと、人はもっと豊かになれる。
お疲れ様、という言葉は便利だ。どう挨拶していいかわからない相手のとき、書き出しに迷うメールを書くとき、「お疲れ様です。」で済む。これに対して、疲れてないよ、なんて思うのは無粋だ。言葉は時に、言葉の意味に意味があるのではなく、使える場面での…
晴れを願う心、 雨に癒される心、 どちらが正しいか、なんて言えない。
めまいが続いている。めまいの特徴を他人に伝えるのは難しい。伝えられるほうはもっと難しいに違いない。良い医者は、身体だけでなく、患者の言葉を看る。永遠に相手の身にはなれない現実と向き合いながら。